産んでくれてありがとう

今日は私の誕生日
私は母を選んで産まれてきた
そう前にここに書いたけれど

大好きな母を選んだという確信を
改めて感じた
そんな年でした

旦那が海外へ行き
改めて両親と暮らしてみて
わかったこと

それがこの確信でした

私の誕生日
だから
母の事を今日は書きたいと思います

母は
戦争で夫と1人の娘を亡くした祖母が
2人の娘を連れて再婚して
出来た最初の子供でした
祖父も奥さんを盲腸で亡くし
2人の娘と1人の息子を連れて再婚しました

母の下には妹と弟が産まれました

祖父は母が小さい頃に亡くなりました
なので
一度おんぶして貰った記憶だけが残っているだけで
祖父との記憶は殆どないそうです

祖父が亡くなりすぐに
祖父が連れてきた息子と祖母が連れてきた長女が結婚しました
すぐに長男が産まれましたが
農家と家事で忙しく
母が面倒をみていたそうです
まだ母も小学生だったのに
風邪をひけば
母がおんぶして自転車に乗って医者へ連れて行ったり
子守をしながら洗濯もしていたと言ってました
洗濯機はまだなかったそうです

農家だったので
食べ物には困りませんでしたが
金銭の事情で高校へは行かせてもらえませんでした
母は泣いて頼みましたがダメだったそうです

卒業して
暫くは家の手伝いをしていましたが
近くの産婦人科に人手が足りなく
母が勤める事になりました
そこで父と出会い
母が19歳の時に父と結婚しました

気難しい父にも苦労したと思いますが
生活費には困ったことはなかったです
苦労してきた母だけに
気難しい父を支えるのが本当に上手でした

それは大人になって
自分が結婚してわかった事でした

私は主人に
あそこまで尽くせないから^^;

自分を殺し
合わせ
子供よりも優先させ

父は自分で何も出来なくて
母に甘えてなんでもやって貰っていて
母のもう一人の子供だと
私は今でも思います

祖母を亡くした時
母は私の前では見せなかったのに
父に大変だったなと一言をかけられると
溢れる様に泣きだしました
そんな母の甘える姿を
私は初めてみて驚いたのを思い出します

母は父を支えてる姿しか見せなかったけど
父をとても頼りにしていて
父をとても愛しているんだなと思いました

いつも笑顔で明るく楽しく
人に合わせてくれる優しい母

私を産んでくれて
私の母になってくれて
本当にありがとう

私の選択は
大当たりだったよ 笑

どの友達の家に遊びに行っても
少しも羨ましいと思った事がなかった

それは
私の母が
やっぱり1番だと思えたからだと思うのです

まだまだ
親孝行しないとね

だからまだまだ
元気でいて下さい