風立ちぬ

2013年7月22日 映画
風立ちぬ
風立ちぬ
風立ちぬとは

風が起こった
生きて行かなければならない

と私はこの言葉をそう捉えました

どんな時でも
とにかくただ生きると決心して行く

土曜日
レイトショーでこの映画を観てきました

まだ今日になってもそこから抜けられない
自分がいます

何から書いたらいいのかも
すごく迷いました

沢山の人が観に来ていて
ほぼ、みんなかなり泣いていました
隣の旦那も

私自身は
未来ちゃんのセリフでぐっときて
最後の大竹しのぶさんのセリフ
で少し涙したくらいでしたが

今まで生きた中で
映画を観て
感想を話しながら思い出して
泣いたのは初めての経験でした

だからって
お涙頂戴な
そういう涙では私はないです
これをすごく誤解されたくなくて

いろんなことに気づき
知り
考えさせられ
大きな感動の気持ちが溢れ
終わってからどっと疲れた

素晴らしいという言葉でいいのかな
すごくいい作品という言葉が
薄っぺらに感じてしまう

上手く言葉に出来ないけど
それ程すごかったです

絵のコマ割り
数少ない言葉のセリフ
絵からのメッセージ
効果音を声で表現した意味
菜穂子の声
黒川夫人のセリフ
仕事人との議論や関係

リアルな話を
よくここまでアニメで表現したこと


書きだしたらキリがないけど
今までにない
アニメーション映画でした


まだ見逃した事が沢山あるはず
一回ではわかったなんて言いたくない
そんな映画でした

宮崎駿監督が泣いた理由も

風、空、飛行機
純粋でまっすぐな心
乗り物のシーンの多さ
監督の大好きなもの書きたいものが詰まっていた

自分の生涯かけた事が全て消えても
まっすぐ前を向いての終わり方

風は起こる
とにかく
生きて行こう

絵からのメッセージをみて
映画をみた後の余韻を感じて

想像すればするほど
どんどん広がっていく

多面的な小説を読んだ感覚の様な
アニメーションの限界を超えた作品でした



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