大きな拍手を

2010年6月30日 TV
2002年、日韓で開催されたワールドカップ
その年、私は病院にいました

2回目の手術を受ける為に入院していたのです

手術の前日、私の病室の6人皆がテレビで日本戦を応援して観ていました
それは6月4日のベルギー戦でした

稲本、鈴木のゴール

結果は2-2の引き分けだったけど、どれだけ私は勇気付けられたことか
その日は嬉しくて、手術の前日だったにも関わらず安心して眠れました

その年の8月に、私達は結婚したのです

そして2010年の現在
3回目の大きな手術をその前にうけてはいますが、私は元気です^^

こうして元気になってワールドカップが観られるなんて
あの時は考えられませんでした

昨日はずーっと緊張して、手に汗はかくし、最初から最後まで大声で叫びっぱなしでした
(旦那に何度もうるさいって言われたけど 笑)
震えながら観ていました

最後のPKは私達も旦那さんと一緒に肩を組んで祈りました

岡田監督はすごいと思います
PK戦になるだろうと予測してPKの練習をしていたからです
そして、あのチームの一体感は、ほんとに素晴らしかったです
それが、あのPKまでいったんだと私は思います

勝たなきゃ意味がないという言葉がありますが

ほんとうかな?

私は、負けてこそ意味があると思う人です
そこから、考えられること、得られることがたくさんあるからです

今回のワールドカップで日本は「希望」を残してくれました
その「希望」を4年後に必ず繋いでいってください

一人では決してできない、全員で繋いでいくゲーム
ゴールの瞬間の個人プレーがとりあげがちですが、決してそうではない

その前にどれだけ繋げられるかという
チームが一つになる力が一番必要で
それが、サッカーなんだと

その組織力を今回、岡田監督は宣言通りにみせつけてくれました


それとゴールはそんなに簡単にはできない、遥か遠いもの
だからこそ、ゴールした時の感動は素晴らしいものなのです

ゴール=優勝は、そう簡単ではないということです
遠いからこそ、ゴールを決めた時の喜びは大きい

それが、サッカーなのです

また4年後に
今回の繋いでいった希望が
更にまた一つ上のゴールに近づく
その瞬間を私は今後の日本に期待しています

試合終了後、旦那さんも選手と一緒に泣いていました(←こういうとこ、いい奴なんだよ^^)

私は泣きません

私の涙は、4年後の嬉し涙へ繋げる為にとっておきます^^

だからどんなに悔しくても泣かないと、今回は耐えれました
よく頑張ったよと旦那の肩を叩き、選手に大きな拍手をしました
でも、正直やっぱりすごく悔しくて、あれからなかなか眠れませんでしたけどね 笑

寝ている時のどしゃ降りの雨が、今回の悔し涙を変わりに
きっと、いっぱーい流してくれたと思っています

本当に本当にお疲れ様でした!!!
ゆっくり体を休めてくださいね

それから、あの時の私の様に
病室からこのサッカーをみて応援している人へ

「希望」を捨てないで下さい

今回、日本の選手がみせてくれた「希望」を
絶対に忘れないでほしい

そう切実に思います

あなた達の勇姿に、心から大きな拍手を
ありがとう、ニッポン

ワールドカップはまだまだ終わりせん
他国の素晴らしいプレーはこれからも続きます

最後まで、これからも変わらずワクワクしながら
楽しんで見届けます^^

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